学生起業し、株式会社を設立し、会社が5年続いた3つの理由

投稿者: | 2012年12月19日
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こんにちは、賢次ノ人事です。

クックビズ株式会社は2012年12月10日で丸5年を迎えました。
12月1日から第6期目がスタートしております。

学生起業し、株式会社を設立し、会社が5年続いた3つの理由

5年と一言で言いますが、ここまで来るには結構大変でした。まだ振り返るほど結果を残していませんので、感傷に浸る気持ちは正直ありません。

実際、12月10日当日も、スタッフの「本日はクックビズのお誕生日です」というFacebookの書き込みに「何を寝ぼけたことを」と意味を理解していなかった位です。。

統計上、日本における会社の設立5年間での存続率は15%、設立10年間では6.3%と、非常に厳しいものがあります。

そんな中、クックビズがどうやって生き長らえてきたかをお話したいと思います。

1.小さく産んで大きく育てる

クックビズは決して華々しい門出ではありませんでした。
当時は3名で起業。私と妻、飲食業界出身の年下の男の子でした。

私は当時27歳で、有限会社を2年程お遊び感覚で経営していただけのキャリア。
年下の彼は飲食業以外未経験、妻は子どもが出来るまでのお手伝いです。

設立前に1年間ほどテストマーケティングをして、
株式会社にする!と動いた時は、クックビズ事業単体の売上は月10万程度でした。トホホ・・

ですので、「そんな簡単に儲からんだろう」と、
最初の投資も最小限にしました。オフィスも人材サービスを行う上で
必要最低限の8坪程度の極小物件でした。

創業当時のクックビズ_ワークスペース

創業当時のオフィス  今でも使っているものもちらほら

創業当時のオフィス_面談スペース?

プライバシー皆無の面談スペース・・・

(最小限のビジネスアイデアでスタートアップするべき理由については、
先日のStartup Weekend Osakaの記事に譲ります。)

結果的にはこれが良かったと思います。
1年目の販管費は人件費を除いて年間1,680千円です!!
年間ですよ年間!!固定費はザックリ1,000千円位でしょうか。

これでは潰れたくても潰れられない(笑)
設立してからも売上を急ぎすぎず、じっくりビジネスモデルの構築に試行錯誤できましたし、
“キャッシュアウト”の心配はあまりありませんでした。

2.とことん自社採用にこだわる(なるべくお金をかけずに)

設立間もない頃の会社の悩みは、良い人材が採用できないことです。
企業は人なりといいますが、我々人材サービスの多くは労働集約型であり、
良い人材が取れれば売上・利益が出ます。

多分に漏れず、クックビズも苦労しました。
苦労したというか、最初は深く考えなかったのかもしれません。

中小零細企業には、自社に対し先入観のようなものがあるはずです。
「うちみたいな小さい会社に良い人なんて来るはずない」

そう思っている限り、やっぱり良い人材は来ません。
例え、そう腹の底では思っていても、「いやいや、やっぱり人材でしょ」と奮起して、
周りに「良い人が居たら紹介してくれ」と懇願し、
自分の考えや目標をブログで書き、インターン生を募集してみたり、
経営理念やミッションについて考え抜き、、
結局のところ、行動し続けた会社にチャンスは転がってきます。

2010年のG.W.明けの初日、今も弊社で活躍しているライターの箱部が
弊社に面接に来ました。あの日のことは今でも鮮明に覚えています。

自社採用に関して行動し始めてから、1年程度経過していました。
クックビズ待望の大手ベンチャー人材会社出身者でした。

彼女はとてもユニークで、まだまだ会社経営がおぼつかない僕に対して、
「組織を拡大しましょう!ベンチャーの可能性は無限大です」みたいな事を
言ってきました・・当時は僕と彼女、インターン生だけだったのにです。

そこから勇気を持って、組織拡大へと大きく舵を切ります。
その際にも、みだりに求人広告を打つことはせず、なるべくお金を
かけずに募集・採用をしてきました。

直近3期分の採用実績はこちら

自社採用に文化を 父兄挨拶行脚はこちら

クックビズが会社を存続させ、成長するために
自社採用にこだわりまくったのには、2つの背景があります。

・人材会社だったこと

人材会社≒営業会社でもある為、一般的には離職率が高いです。
「大手人材会社でも、四半期経つといつの間にか営業担当者が居なくなっている」
皆さんもそういう経験ありませんか?

そこで、自社の優位性を端的に示すのが、自社の離職率だと考えました。
一見、同じような人材サービスがある時、
担当者がコロコロ変わる会社と、自社のことをよく知る担当者が居る会社では、
一体どちらに頼みたいでしょうか?

答えは明白です。

・自分にキャリアがなかった

人材会社を起業する人は、大抵どこかの人材会社で、
「売上歴代ナンバー1」とか「新人賞受賞」とか「5年連続トップ営業マン」とか、
輝かしいばかりの戦歴を携えてスタートアップします。

私はそういうモノと無縁でした。
だからこそ、自分はあくまで経営者としてクックビズと付き合おうと
覚悟しました。トップ営業マンとしてではありません。
トップ営業マンが「藪ノに付いて行きたい」と思わせる事業計画や
ビジネスモデル、トップとしての人間性が必要不可欠だったのです。

3.ここって時に資金が底をつかなかった(結局運かよ)

会社運営をしていく上で一番大事なものは何かと言われると、
「資金の流動性確保」
これに尽きるかと思います。

今までも「正直、あと四半期、否1ヶ月遅かったらヤバかった」
ということが幾度もありました。

ヤバいと思ってから行動するのが一番ヤバいのですが、
ベンチャー企業経営者は時間がなく、銀行も普段から張り付いてくれる
訳ではありませんので、どうしても対応が後手後手になります。

ピンチの時に限って、
“回収が遅れてて半ば諦めてた売掛金がピンチの時に入ってきたり”
“来月末入金予定のはずなのに、今月入金があって超ラッキー!!だったり”
“デット(融資)の直後(3ヵ月後)のデットというミラクルが起きたり”
“年末ヤバいなぁという時に日本政策金融公庫から追加融資の連絡が来たり”
“時には何のミラクルも起こらず、個人の定期預金を崩して突っ込んだり”

うち程度の小さな規模でもやっぱり色々あるもんです。

今でこそ、ビジネスの方向性がパチっと決まり、
調達も成功しましたが、つい最近までかなり危なっかしいもんでした。

資本主義のルールでビジネスをしている以上、
お金が無くなるとどれだけ良いビジネスでも、ゲームオーバーです

ピュアベンチャーが生き残る時には、結局のところ「運」や「根性」などの
精神論にまで追い詰められるというのが現実ではないでしょうか。

まとめ

どれだけ大きな夢を描けるか?

この言葉に集約されるのかもしれません。

大きな夢を描き、大志を描くと、
そこに人やお金が集まり、成長曲線を描き始めます。
ここで言う人とは、決して社内のスタッフだけでなく、
ユーザー
顧客
株主
取引先
先輩経営者
友人・知人の同世代経営者
士業の方
金融機関の方
等、ありとあらゆるステークホルダーです。
感謝してもし尽くせないほど、多くの方に支えられて今のクックビズはあります。

クックビズの今期以降のビジョンは、
「日本のホスピタリティビジネスを世界へ」です。

屈強な従来型の製造業無き今、
日本が国際社会で再び輝きを取り戻すのには、
飲食業をはじめとする、ホスピタリティビジネスしかないと当社は考えています。

ホスピタリティビジネスの要は文字通り「人」です。
国内外の飲食業界、食産業で活躍する人材を一人でも多く輩出する。
クックビズの次の5年が熱く熱く走り始めました。

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