元フリーター社長が企画した、学卒フリーターのための「就活バイト」

投稿者: | 2013年4月8日
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こんにちは、賢次ノ人事です。

本日から、クックビズの新たな企画、
学卒未就職者サポート企画「就活バイト」がスタートします。

学卒未就職者とは

皆さん、“学卒未就職者”とは何かご存知でしょうか?

総務省の労働力調査を見てみると、
学卒未就職者とは、「学校を卒業して新たに仕事を探し始めた者」
と説明されています。

また、この学卒未就職者が、平成24年平均で全国16万人に上ります。

学卒未就職者数の推移

学卒未就職者数の推移

平成24年3月卒業者数のうち、就職希望者数が推計で
大学38万1千人、短大4万9千人、高専6千4百人、専修学校18万8千人となっており、
実に25%強の方が就職したいのに就職出来ずにいます。

ちょうど4人に1人。
その数もさることながら、割合にも驚きを隠せません。

次のグラフは完全失業者数全体の推移です。

完全失業者数の推移

完全失業者数の推移

リーマンショック等の大きな景気変動と連動しているのが分かります。

先ほどの学卒未就職者数の推移と比較して頂くと一目瞭然ですが、
昨今の学卒未就職者数は景気の回復に連動せず、全く改善していないのが分かります。

これが現代社会における大きな課題のひとつであることは、疑う余地がありません。

かく言う私も昔は学卒未就職者

私が卒業したのは確か平成16年3月でした。

単位がギリギリで留年も覚悟していた私は、就職活動もせず、
教職の単位は取ったものの教育実習に行かず、大学院の試験も受けず、
“ただただ”卒業してしまいました。

友人はみな大学院や就職等の進路が決まっており、
私の場合は自業自得ではありますが、一人で路頭に迷ってしました。

大学が自宅から近いこともあり実家暮らしだった私は、
家に居辛くなり、慌ててアルバイトを始めたのを憶えています。

その中のひとつが飲食店でのアルバイトでした。
フリーターとして昼も夜も飲食店でアルバイトする内に次第に他のスタッフとも仲良くなり、
とても楽しかったのを憶えています。

私はその時のアルバイト経験から、飲食業界は人手不足で採用ニーズがあるし、
そこに特化した人材サービスをすれば面白いかもしれないと、
今のクックビズのビジネスモデルのベースを考えていました。

それは卒業後、起業したいと考えていたからであって、
普通に就職活動をしていれば、バイトとは言え社会と繋がっていることは、
精神的にとてもプラスに働いていたと思います。

「就活バイト」とは

さて、今回リリースした「就活バイト」の企画内容ですが、
大きく分けて2つの方に情報提供します。

  • 飲食業界を検討している方向けの求人情報提供

ひとつは、飲食業界も含めて就職活動をしている学卒者の方々に、
社員登用ありの飲食アルバイト求人や未経験歓迎の正社員(中途採用)求人の情報を提供します。

個人的な意見を述べると、
飲食業界はアルバイトからスタートするのも良いと考えています。

理由は、徐々にシフトを増やすことで勤務に必要な体力が付いてくる事と、
お店や企業の実態がアルバイトでも垣間見えるからです。

風通しが良い社風なのか、どういった基準で社員を評価しているのか、
お客様に対する考え方はどうなのか。
やはり“同じ釜の飯を食う”ことで分かることは多いわけです。

勿論、正社員になると求められる姿勢も仕事内容も大きく変わってきますが、
アルバイトからの社員登用が積極的な飲食業界だからこその就活スタイルだといえます。

ろくに企業を調べもせずにいきなり正社員で雇ってもらい、
自分に合わないからすぐに辞めるというよりは余程良いアクションでしょう。

  • 飲食業界を検討していない方向けの求人情報提供

ふたつめは、飲食業界以外の業種で就職活動をしている学卒者の方々に、
就職活動との掛け持ちOKのアルバイト求人を情報提供します。

こちらは、私も経験があるのですが、
学卒者としてアルバイトの面接に行くと、
「就職活動をしているなら直ぐに辞めてしまうかも知れない」
となかなかバイトですら採用してもらいにくいです。

しかし、下記のグラフにあるように、
若年者といえど失業期間は長期化しています。

15~24歳 完全失業者の失業期間内訳

15~24歳 完全失業者の失業期間内訳

失業期間1年以上の完全失業者の全体に占める割合推移

失業期間1年以上の完全失業者の全体に占める割合推移

その間、面接がない日はずっと家に篭りきりになるよりは、
社会との繋がりを持っておいたほうが精神的にはラクです。
また、生活が苦しいから、とにかく真っ先に内定が出たところに
深く考えずに就職するというのも、ミスマッチに繋がり危険です。

また、飲食店とは衣・食・住と社会のインフラのひとつであり、
多種多様なお客様が来店します。

常連のお客様であればお仕事や家族のこと等、
プライベートな事もお話頂くこともあります。
自身が目指している業種にお勤めの方がいれば、貴重な実体験が聞けるかも知れません。

更に、飲食店ならディナータイムにシフトに入ることで、
就職活動の妨げにはなりません。

そういった“学卒未就職者歓迎”のアルバイトだけを集め、
情報提供していきます。

「就活バイト」に込める想い

「飲食業界や介護・福祉業界などは人手不足で困っている」

「毎年16万人の学卒未就職者がいる」

これら2つの課題には大きな矛盾があり、
各業種別の求人数と求職者の志望業種のバランスが悪く、
つまり需給ギャップが起こっています。

このギャップこそが、我々人材サービス会社が真に解決する課題だと考えます。

では何故、若い方が飲食業界を志さないのか?
これは「飲食=ブラック(労働環境が悪い)」というイメージがあると思います。

しかし、このイメージは飲食業界の全ての企業に当てはまるものではありません。
他業種と同じで、経営者の考え方やビジネスモデルの収益力に因って、
企業間で大きな格差が生じているのが実態です。

ただ、学生や学卒未就職者の方は、業界に対する知識・情報が不足しているため、
現状イメージを払拭出来ていないように見えます。

であるならば、正社員として今すぐ飲食業界で働かないか?と言うアプローチではなく、
飲食業界として学卒未就職者を応援することで接点を持ち、
「ひと口に飲食業界と言っても、企業や店舗によって労働環境は大きく異なる」
ことを理解してもらえる機会を多く設けなければと考え、この「就活バイト」を企画しました。

これからは、飲食業界と言えども労務環境の改善は必須であり、
そこにアクションを起こした企業が正当に評価される社会創りに貢献したい、
そう我々は考えています。

 

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